第16章 白ひげ海賊団での暮らし
「「息子!?」」
サ「ああ、恋歌ちゃん息子が三人いるんだ」
「「三人!?」」
さっきから声を揃えて驚いてばかりの二人に笑いが溢れる。
『はい、三人とも可愛いですよ』
マ「そういや俺も何で天竜人を殴ったのか理由聞いてなかったねい」
『皆さんからしたら大したことじゃないのかも知れませんけどその天竜人に私の息子が殺されかけたんです
それで他にも色々その事が起こる前にあって限界がきたというか…』
俯いて話す恋歌の頭にぽんっと誰かの手が置かれた。
見上げてみるとその手はジョズのものだった。
『ジョズさん…』
ジ「家族がやられて黙ってられないのは俺たちにもよくわかる」
ビ「そうだ
俺たちももし家族の誰かがそんなことになったら同じように戦うだろう」
『ありがとうございます』
サ「なーなー俺気になってたんだけどこの船を壊したミサイルって何?
桜姫ってミサイル持ってるって聞いたことないんだけど」
ほのぼのとした雰囲気を破ったのはサッチの疑問の声。
『正確にはミサイルではないんですけどここでは部屋が狭すぎて見せられないです
今度桜姫として戦うときにご希望でしたらお見せしますよ』
サ「マジで!!
じゃあ今度見してもらお」
子どもの用に喜ぶサッチに恋歌は微笑む。
『何かサッチさん私の息子たちの末っ子の子によく似てますね』
サ「俺が?」
『はい
私がそういうのを見せると言ったときには嬉しそうにはしゃいでました』
サ「ちなみに聞くけどその子いくつ?」
『七歳です』
サ「がーん!
俺…七歳の子と同じ…」
何故かショックを受けて隅っこで"の"の字を書き始めるサッチ。
『サッチさんどうしたんですか?』
マ「ほっとけ
そのうち立ち直る
それよりあまり力使うなよ
今は非戦闘員なんだからよい」
『サッチさんが見せてほしいって時だけちゃんと桜姫で戦いますよ』
マ「ま、恋歌に戦闘で心配なんざ要らないだろうが一応無理はすんなよい」
『はい』