第15章 ゴア王国
エ「なんだよ、何か知ってんのか?」
サ「まぁ…さっきちょっとな…」
エ「?」
サボまで言いにくそうにし始めたのを見て周りはわけがわからないといった顔をする。
『サボのせいじゃないよ
私が勝手に暴走しただけだし
私がやったことの詳細はそのうち新聞にでも載ると思います
おそらく天竜人の指示でこの島に海軍が派遣されてくるでしょう
天竜人には声も聞かれていますし、もしかしたら何か体の特徴をとらえられているかもしれない
だから他のところで騒ぎとかを起こしてこの島から視点を反らさせようと思いまして』
ダダンは腕を組ながらうーんと唸っている。
ダ「そんで結局あんたの頼みってのはなんなんだい?」
『この子たちです』
ダ「は?」
『エースは親のことが知られるわけにはいかない
サボはここにいることがわかればまた連れ戻される
ルフィもガープさんに見つかれば怒られる』
恋歌がそう言えばダダンは頭を押さえてため息をついた。
ダ「ほんとあんたも人使い荒いね
いいだろう、今までもそんな生活だったんだ
今更こいつらを放り出すことはしないよ」
『ありがとうございます』