第15章 ゴア王国
火事をなんとかすると言った恋歌は火を消すために空中にいた。
『【霜天に座せ 氷輪丸
天相従臨】』
氷輪丸の基本能力である天候を支配する能力を使って雪を降らせる。
その雪が火の熱で水に変わり、火を消していく。
ダークブーツの霧風でも火を消し飛ばす。
すると一隻の船から突風とも呼べる程の風が道を作った。
その道をまだ生き残っていたグレイ・ターミナルの住人たちが通る。
『(もうあの人たち以外の生きている人間の気配はしない…
ということはこれ以上火を消しても生きれる人はいないってことね
エースも心配だけどダダンさんがいるし大丈夫
それなら…)』
恋歌は粗方火を消し終えたグレイ・ターミナルをあとにした。