第15章 ゴア王国
ブ「なんでおめぇがここにいる!?
"桜姫"!!」
恋歌はブルージャムに向き直り綺麗に頭を下げる。
『これはこれはあなた方のような"小者"の海賊にまで私の名が知れわたっているとは光栄ですね
でも挨拶だけはしておきますね
はじめまして、自分で名乗った覚えはないですが"桜姫"と申します
以後会うことはないと思うので記憶から消していただいても結構です』
恋歌のトゲのありすぎる言い方にエースとルフィは震えた。
ブ「てめぇ海賊の救世主とか呼ばれてんだったらこっちの味方だろうが!
何故そんなガキどもを助ける!」
『あなたは何か勘違いをしておられるようですね
私は自らを海賊の救世主と言った覚えはありませんし、私が助けるのは自分が認めて契約を交わした人だけ
あなたを助ける義理はありません』
ブ「ならそこのガキどもにもそんな義理はねぇだろうが!!」
『もうひとつだけ私が助ける条件があります』
ブ「何だと?」
『可愛いくて、素直ないい子も私は助けるんですよ』
恋歌の後ろでエースのため息が聞こえる。