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夢現

第15章 ゴア王国


恋歌がグレイ・ターミナルに着けばもう火がだいぶ回っていた。

『(エースとルフィは…



あそこか…)』

恋歌は二人のペンダントの気配を探して居場所を見つけた。

一緒にブルージャムたちもいるようだ。

エ「なんで火事を起こした張本人がこんなとこに…

とっくに逃げてるはずじゃなかったのかよ!?」

ブ「黙れくそガキ!!

絶望だよ、俺たちゃ…

まさかの大ピンチだ

人間てのはおかしな生き物だな

不幸もどん底まで来ると笑っちまうよ」

ル「なんか変だぞ、こいつら…」

エ「ルフィ!!行くぞ!」

ブ「逃がすな!」

ブルージャムたちの変なものを感じ取った二人は逃げ出そうとするが、囲まれてしまう。

ブ「一緒に仕事をした仲間じゃねぇか

死ぬときは一緒に死のうぜ」

エ「誰がおめぇらなんかと!

死んでもごめんだぜ!」

ブ「つれねぇな

そう言えば溜め込んだ財宝の隠し場所をまだはいてもらってなかったな

この地で燃えちまう前に俺たちがもらってやるよ

さぁ場所を言え!!」

エ「命がこんな危ねぇときに財宝?」

ブ「じゃあ教えてくれるんだな」

エ「ほんとにイカれてやがる…」

ブ「おめぇらが取りにいかねぇなら無駄になる

このままじゃ俺の船みたいに消し炭なっちまうんだ

勿体ねぇじゃねぇか」

ル「ばか言え!!

あの宝はなぁ…!」

エ「わかった、教える」

ル「え?エース!

あれはエースとサボが長い時間をかけて…!!」

エ「サボもわかってくれる!!

今はお前の…今は俺たちの命が大事だ…」

ル「エース…」

エースは悔しそうに歯を食い縛り、ルフィも涙目なりながらもブルージャムを睨み付ける。

そしてエースは小さな木の板に財宝の隠し場所を書いてブルージャムに渡す。


エ「泣くな!

これで終わった訳じゃない!」


泣くルフィにエースが怒鳴るが、目で合図をしたブルージャムによりエースとルフィは捕まってしまう。
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