第4章 初日終了
いつの間にかそのままベッドで寝てしまったエースを起こさないようにリビングにでも行こうと思い立ち上がり、起こさないようにそっと扉を閉める。
『(エースも寝ちゃったし暇だな…
夕飯を作るのにはまだ早いし…)』
恋歌が何をしようかと悩んでいると突然"プルプルプル"とあちらの世界では聞いたことのないような着信音(?)が鳴った。
どこからその音がするのかと見回すと電伝虫がいた。
『(うわぁ…
本物って案外不細工なのね)』
そんなことを思いながら受話器をあげる。
『はい』
ガ「おおっ、恋歌か?
ガープじゃ、エースはどうしとる?」
電話の主は数時間前にここに来てエースを預けていったガープだった。
『ガープさんでしたか
エースなら今お昼ご飯の後のお昼寝してるところですよ』
そう言うと受話器の向こうのガープが驚いたような雰囲気になったのが伝わってきた。
『どうかしましたか?』
ガ「いや、何でもないんじゃ
元気に過ごしとるならかまわん
(まさかあのエースが会って数時間の者の気配があるところで眠るとはな…)」
恋歌は心配性のガープに笑われているのを悟られないように表情を緩める。