第15章 ゴア王国
『何言ってるの?』
エ「そうだぜ!?
俺たちなら大丈夫だ!」
サボのいきなりの発言に驚きを隠せない。
サ「いいんだ
これ以上迷惑はかけられないし、次どんな手口で皆を襲うかわからない
大事な兄弟と母さんを傷つけさせたりはしないよ
お父さん…俺おとなしく帰るから皆には手を出さないで」
男「いいだろう
だがそこの女だけは許さんぞ
私を散々こけにしたんだからな!!」
サ「そんな…!
何でも言う通りにするよ…!
言う通りに生きるから!!
この三人を傷つけることだけは止めてくれ!
お願いします…
大切な兄弟で…家族なんだ…」
サボが必死に父親を説得する。
男「家族なぁ…
こっちに帰ってくればそんな偽りじゃない本当の家族がいるんだ
母さんも心配してる
早く帰るぞ」
サ「じゃあ…!」
男「今回だけだ
次はないと思え」
そしてそのまま去っていくサボを引き止めようとエースとルフィが手を伸ばすが再び取り押さえられてしまった。
エ「サボ!!行くな!」
ル「サボー!!」
しかしサボは一度も振り向くことなく父親と共に行ってしまった。