第14章 家族
『残念ながら私はもうお尋ね者なんだよね
顔がわかってしまえばここの人に迷惑をかけることになるから』
サ「ちょっ…ちょっと待って!!
なんでお母さんがお尋ね者なんだ!?
手配書とか見たことないし名前も聞いたことない!」
『恋歌としての手配書は回ってないね
海軍の人たちが私の名前を知らないから
勝手に名前は付けられたの、"桜姫"ってね』
エースとサボは聞き覚えの有りすぎる名前に驚く。
エ「う、嘘だろ?」
サ「海賊の救世主と言われ、海軍には何にも情報を与えずに一瞬で何隻も船を沈めるっていうあの…」
『サボ詳しいね
情報としてはその人のことね
私が"桜姫"
救世主なんてなったつもりはないんだけどね
海軍の船を沈めたりしてるのは事実
本来の私の仕事は海賊専門の助っ人』
エ「海賊専門の助っ人?」