第14章 家族
『まだいくつか言おうと思ってたけどどうしようか』
ルフィが目を回しているため、これ以上はルフィの頭には入らなさそうだ。
エ「いいよ、別に
こいつは起きてたってあんま理解できないだろうから」
サ「それは俺も思うな
もうちょっと大きくなったらもう一回説明した方がいいかも」
『じゃあルフィにはもう少し大きくなったら聞いてもらうことにするわ』
エ「じゃあ続き聞かせてくれ」
エースの促しにより恋歌は再び話し出す。
『私はほんの少しだけどあなたたちの未来を知っているの』
エ「俺たちの未来を?」
『そう、ごく一部だけだけど
その理由についてはちょっと言えないんだけど』
サ「まぁ今さらなに言われても驚かないさ
そんでそれを言ったってことはそれが何か関係あるのか?」
『あまり言いたくはないんだけどそれがあなたたちにとってはあまり良くない未来なの』
エ「夢が叶えられないとか?」
『それについても答えることはできない
でも私はその未来を変えるためにも存在するの』
エ「未来を変える…」
『言ったでしょ?
私はあなたたちの夢を叶えるのを見届ける為にペンダントを作った
だからどうしても助けが必要なとき、困ったときは呼んでくれれば手助けする
そのために得た力だからね』
サ「なんか大層なもん貰っちまったな」
エ「ああ…
ていうか母ちゃんの力のスケールもでけぇよ…」
エースとサボもそろそろ頭の中が限界に近いようだ。
頭がふらふらしてきている。
『じゃあ最後に1つ覚えておいてほしいのはそのペンダントで呼ばれたら私であって私でない人が助けに行くから』
エ「母ちゃんであって母ちゃんでない?
わけわかんねぇ…」
サ「お母さんが来てくれるんじゃないのか?」
『もちろん他人任せなんかにはしない
私が言っているのは姿がこの姿ではないっていうこと』
エ「姿?
変装でもしてくんのか?」
『するどいね、エース
その通り、顔とか隠すだけだけどね
顔がバレるとここに住んでるって海軍にバレちゃうし何よりガープさんに怒られる』
エ「なんでそこで海軍がでてくるんだよ」
サ「追われるようなこと何もしてないだろ?」