第14章 家族
ルフィはまた泣きながらエースに叫ぶように言う。
ル「フーシャ村には戻れねぇし山賊は嫌いだし!
お前がいなかったら俺は一人になるんだ…
一人になるのはいてぇのより辛い…」
エ「お前親は?」
ル「じいちゃん以外いねぇ」
エ「俺がいれば辛くないのか?」
ル「うん」
エ「俺がいねぇと困るのか?」
ル「うん…」
エ「お前は俺に生きててほしいのか?」
ル「当たり前だ!」
ルフィの即答にエースは顔を伏せる。
すると誰かに頭を撫でられた。
振り向けば恋歌がいた。
エ「母ちゃん」
『よかったね、エース』
ル「うわぁぁぁぁぁん!!
恋歌姉ちゃんも無事だったぁ!!」
泣き止みかけていたのにまた大泣きして恋歌に抱きつくルフィ。
そんなルフィの背中を撫でてやる。
『心配してくれてありがとう』
サ「一体どうやって…」
『その話はあとでね
川に行ってルフィの血を洗い流しに行こう
みんなの傷もそこで治すし』
エースとサボはルフィの頭から出ている血を見て恋歌の意見に賛成した。