第14章 家族
『【ダークブーツ発動
円舞 霧風】!!』
「「「うわぁぁぁぁぁ!?」」」
サ「な 、なんだ?」
エースとサボで戦っていた数人の手下たちが竜巻のようなものに巻き込まれて全員壁に激突した。
サボは意味がわからないといった顔をしているがエースはわかったようで急いでルフィとサボを促す。
エ「今のうちだ!
外に行くぞ!」
サ「あ、ああ!!」
ポルシェーミたちが全員気絶し倒れたあと離れた場所に三人はいた。
ルフィは大声で泣き叫んでいる。
未だに頭からは血が流れている。
サ「本物の海賊相手に逃げねぇってお前悪い癖だぞ!!
何でお前はそう死にたがりなんだよ!」
サボはエースを説教していたがエースは聞いていないのか周りをきょろきょろしている。
サ「こんなことしちまってブルージャムのやつらは俺たちを許さねぇぞ…」
ル「怖かった…
死ぬほど怖かった…」
未だに泣き止まずにぐすぐす言っているルフィにエースはきょろきょろするのを止めルフィの前に仁王立ちで立つ。
エ「うがー!!
イライラする!いつまで泣いてんだ!
俺はお前みたいな弱虫も泣き虫大っ嫌いなんだよ!」
そうエースが怒鳴ればぴたっと泣き止むルフィ。
「「お」」
ル「あ、ありがとう…
たす、助けてくれで…
うっ…」
そしてまた再び泣くルフィ。
それにまたエースが怒鳴ろうとしたがサボに宥められる。
エ「大体なんで口を割らなかったんだよ
あいつらはお前みたいな子どもでも容赦なく殺すぞ?」
ル「喋ったら友達になれねぇ…」
エ「なれなくても別にいいだろ!
何でそんな俺と友達になりたいんだよ!」
ル「だって…
他に頼りがいねぇ!!」