第14章 家族
「「やめろー!!」」
ドォン!!
という音をたてながらエースとサボが飛び込んできた。
二人は恋歌に斬りかかろうとしていたうちの一人を持っていた鉄パイプで殴った。
そして恋歌の両隣に並ぶ。
そうすると数人の手下がエースに気づいたのか声をあげる。
「こいつだー!!
ポルシェーミさん!」
「金奪ったのこいつです!!」
ポ「何ぃ!?」
ル「エースー!!」
『随分早く来てくれたのね』
エースは傷だらけの恋歌を見て泣きそうになるが今はそれどころじゃないと気を張る。
エ「まぁな…
心配だったし…
あいつがポルシェーミか!!」
エースは声をあげながらポルシェーミに突っ込んで行った。
『エース…』
だがポルシェーミは突っ込んで来たエースの首を簡単に捕まえる。
ポ「まさか自分から来てくれるとはな!
それなら話がはえぇ
口が固くて困ってたんだよてめぇのダチが!!」
ル「エース!!」
エ「離せ!!
サボ!!」
エースの声と共にポルシェーミの後ろから出てきたサボはポルシェーミの頭を持っていた鉄パイプで殴った。
その拍子にポルシェーミはエースを離す。
しかしそのせいで今度はサボが標的にされる。
エ「サボ!!」
エースはサボを助けに駆け寄ろうとするが肩に誰かの手が触れて止まる。
『ルフィをお願いね』
エ「母ちゃ…」
エースの返事を待たず恋歌はサボを助けに行ってしまった。