第14章 家族
恋歌はポルシェーミたちの方を一度も見ることなくルフィを開放しようとするが当然止められる。
ポ「おい何してんだ!
そんな簡単に逃がすわけないだろ!
…ひっ!?」
ポルシェーミは恋歌の肩を掴みルフィから離れさせようとしたがその拍子に恋歌の目を見てしまい、息を飲んだ。
恋歌の目は怒りに染まっており、見ただけで意識を持っていかれそうだった。
『触らないでくれます?』
そう言われてしまっては離すしかなくなる。
そして恋歌はルフィの縄を切り、立たせてやる。
『よく頑張ったね
あとは任せて、ここにじっとしていて
ルフィにはこれ以上怪我ひとつ負わせないから』
その言葉を聞いたルフィは安心感と恐怖が一度に押し寄せてきた。
ル「(恋歌姉ちゃんが怒ってる…)」
『さて海賊の皆さん
覚悟はいいですか?』
ポ「丸腰のお前にこの人数相手にしてどうするってんだ!
構わねぇ!やっちまえ!!」
ポルシェーミの手下たちが一斉に恋歌に切りかかってくる。
だが恋歌は一歩も動こうとしない。
『…来た』