• テキストサイズ

夢現

第14章 家族


ル「放せー!!

俺はなんにも言わねーぞ!」

グレイ・ターミナルに連れてこられた恋歌とルフィは柱にくくりつけられていた。

ポルシェーミというサボが先ほど言っていた男がハンマーを持ってルフィの前に立っていた。

それで脅してエースのことを聞き出そうとしているのだろう。

だが、ルフィはゴム人間。

ハンマーで殴られても痛くも何ともない。

ポ「悪魔の実か…

これは本物だな

だが…」

ポルシェーミは恋歌の方を嫌な笑みを浮かべて見る。

ポ「こっちの女はどうかな?」

ル「ちょっと待て!!

恋歌姉ちゃんは…!!」

ルフィはポルシェーミの言わんとしていることがわかり、必死に止めようとする。

ポ「その様子だとこの女は普通の人間らしいな」

ポルシェーミは小さなナイフをポケットから取りだし恋歌の顎を掴んで自分の方を向かせる。

ポ「こいつの綺麗な顔に傷を付けたくなかったら早く言うことだな」

ル「そんなのずりぃぞ…」

『やればいいじゃない』

ルフィが悔しそうに歯を噛み締めていたが、恋歌は挑発するようにポルシェーミを睨む。

ル「恋歌姉ちゃん何言って…!!」

ポ「いい度胸じゃねぇか」

『ルフィ、私が何をされても絶対に口を割らないこと

守ると決めた秘密なら守り通しなさい

それぐらいできなきゃ海賊王にはなれないよ

約束できる?』

ルフィは何かを言おうとして口を一度開いたが泣きそうな顔をして力強く頷いた。

『いい子だね



さて、これで私に何をしてもルフィは口を割らない

私も言うつもりはない

痛めつけたいならば好きにするといい』

ポ「はっ、上等だ

そんな強がりいつまで持つかな」

そしてポルシェーミは二人への拷問を開始した。
/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp