第7章 ※制御不能
でも、ここまで来たら、もう止めることは出来ない。義勇は優しく口づけをしながら、陽華のベルトに手を伸ばした。
カチャカチャとベルトを外し、下の衣服を脱がすと、その触れてはいけない領域へと手を伸ばした。
義勇の指がそこに触れると、陽華が身体が強ばるように固くなった。義勇は指をそのまま進め、秘部に到達すると、思わず息を飲んだ。
「…濡れてる。」
その言葉に、陽華は恥ずかしさで両手で顔を抑えた。義勇の言うとおり、陽華のそこは、充分過ぎるほどの蜜で溢れかえっていた。
義勇が場所を確認するように、指を動かすと、指の先端がするっと入る場所が見つかった。
「ここでいいか?」
間違っては行けないと、義勇が伺いたてると陽華はコクンと頷いた。
義勇はゆっくりと指を陽華の中へと侵入させた。陽華の顔が微かに苦痛で歪み、唇から僅かに「んっ…、」と声が漏れる。
「痛いか?」
「ん…、大丈夫。」
(きついな…。)
中の感触を確め、義勇は思った。
来るものを拒む肉の壁に、挿入した指が押し戻される。とたんに義勇は不安になった。
入るのか、ここに?
それでも根気よく出し入れを行うと、陽華の息が上がってきた。
義勇は少しでも内部を広げようと、陽華の中を縦横無尽に指で撫で回した。そしてある部分に触れた時、陽華の身体がビクッと揺れた。
その瞬間、陽華は急いで両手で自分の口を覆った。
「や…、変な…声っ、でちゃ…ぅ!」
涙目で義勇を見つめると、義勇は陽華に向かって優しく囁いた。
「出せばいい、聴きたい…。」
義勇の指の動きが早くなる。さっき反応がよかった部分を重点的に攻めていくと、次第に抑えきれない声が陽華の唇から漏れ出した。
「ぁん、…ん、んぅ!…やぁっ…、おかしく…なっ…ちゃ…う、」
陽華の身体が、義勇の指の動きに合わせて、小さく震え始める。
「ぁんっ…、だめっ…それ以上…は、なんか…くるっ、…あぁんっ!!」
一際高く啼いたかと思ったら、ビクンビクンと大きく陽華の身体が波打った。初めて迎える絶頂に、陽華の頭は真っ白になった。
(…なに、これ、すごい気持ちいい…。)