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【鬼滅の刃】水魚之交

第46章 ※番外編・祝、冨岡義勇生誕 帰ってきた、鬼殺隊!!





想像もできないほどの、壮大な計画を聞いて、炭治郎たちの喉がゴクリと音を立てた。

天元の話によると、その温泉施設に、鬼殺隊の解散で、行き場を失った元鬼殺隊士や隠、刀鍛冶職人、鬼で身内を失って、生活に困っている人達を従業員として、雇う計画を立てているらしい。

「へぇ。陽華さん、詳しいんですね?」

禰豆子が感心して問いかけると、陽華が苦笑いを浮かべた。

「天元さんが教えてくれたのよ。どうやら、解散後からずっと、一般社会に馴染めない鬼殺隊士達をどうにか出来ないか、お館様に相談してたみたいで。
で、この計画が出来て、ここの運営を天元さんが任されたのよ。」

「えー!アイツがっ!?」

善逸が驚いた声を上げた。

さらに陽華の天元から聞いた話が続く。

「近くには、日帰りの温泉街や土産物屋。刀鍛冶の里の伽羅倶梨を利用した、大型の遊具施設造る予定もあるんですって。」

そんな街一つ作り上げるような計画、もちろんそれは、産屋敷の潤沢な資金がなければ実現出来ないだろう。

そう思った炭治郎は、前から不思議に思っていた疑問を陽華に投げかけた。

「前から思ってたんですけど、産屋敷の財力って、そんなに凄いんですか?」

「うーん、そうね。産屋敷家の書庫にあった記録によると、古の時代から産屋敷は、一族に伝わる特殊な力で、呪い事や政、日本という国を、裏で支えてきたのよ。噂だと、その財力は国家予算に匹敵するとか…、」

「ひょえぇー、そんな馬鹿な……、」

眉唾物の話しに、善逸は悲鳴を上げ、聞いていた周りの者も、驚いた顔を見合わせた。

「これはあくまでも、鬼殺隊に伝わる都市伝説みたいもんで、信憑性には掛けるんだけどね。」

そう言って、陽華はケラケラと楽しそうに笑った。




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