第42章 ※繋ぐ想い 後編
「上は脱がなくても、いいんじゃないか?」
「だって、直接触れ合った方が気持ちいいでしょ?」
そう言われて、義勇の目線が陽華の身体に向いた。
「……そうだな。」
「どこ見て、言ってるのよ。」
陽華が義勇を睨みつけた。
陽華はそのまま、義勇の服を脱がせると、下の服に手を掛けた。
「少し、腰浮かせられる?」
陽華に促され、義勇が片手を付いて腰を浮かすと、一気に脱がす。下着も脱がすと、陽華は、露わになったソレをまじまじと見ながら言った。
「……苦しかったね、ごめん。」
「どこ見て、言っている。」
今度は義勇が、少し恥ずかしそうに、陽華を睨みつけた。
そんな義勇に、陽華は舌を出して可愛く微笑むと、自分も下を衣服を脱ぎ去り、義勇に跨がった。その姿に、義勇が慌てて言った。
「陽華、この体勢だと、すぐに引き抜けない。普通の体勢でいい。」
「大丈夫だよ。出そうな時に言って?私が退くから。」
そう言って微笑む陽華に、義勇は「了解した」と言って、頷いた。
「じゃあ、入れるよ?」
そう言われて、義勇は期待を帯びた瞳で陽華を見た。待ち侘びた瞬間だった。
義勇の上で中腰になると、陽華は義勇のモノを優しく掴み、自分の秘部へと宛てがう。ゆっくりと蜜を絡ませながら、入り口を探るように動かしていく。
敏感な先端が、陽華の蕩けきった入り口に擦られ、義勇はゆっくりと息を吐き出した。
「陽華、もうすでに、ずいぶんと焦らされてる。…早く、お前の中に入りたい。」
義勇が強請るように、陽華に視線を送ると、それを動かしていた手が止まり、義勇の先端に秘部が押し当てられる。