第42章 ※繋ぐ想い 後編
果実から離した義勇の手が、下の衣服へと伸びる。そのまま片手を服の中に忍ばせ、股の間へと滑らせる。
下着の上からなぞると、そこはもうたっぷりと湿り気を帯びていた。
「先に脱がせて置けばよかったか?もう、びしょびしょになってる。」
「だって、久しぶりだから…、」
恥ずかしそうに俯く陽華に、義勇は優しく微笑んだ。
「わかってる。俺のも反応し過ぎて、痛いくらいだ。」
そう言うと義勇は、陽華の濡れた下着をずらし、直接秘部に触れた。陽華の身体がビクッと小さく反応する。
そのまま入り口を確認するように周囲を解き、指先に蜜を絡める。その間も蜜は止めどなく溢れ、義勇の指を伝い落ちていく。
これが陽華も感じてくれている証拠だと思うと、素直に嬉しい。義勇の指先にも力が籠もる。久しぶりなことも考慮して、ゆっくり周囲を責めていると、焦れた陽華から、声が掛かった。
「……ねぇ、義勇。そんなに…焦らさないで?」
恥ずかしそうにそう言う陽華の可愛い姿に下半身がまた疼いた。義勇は小さく「済まない。」と呟くと、視線を陽華の下半身へと落とした。
不慣れな左手で何処まで出来るかは不安ではあるが、義勇は中指をゆっくりと陽華の秘部に差し込んだ。
その瞬間、陽華から小さく息が漏れた。
相変わらず狭く、指でさえも締め付ける腟内の壁を擦り、良い所に指先を当てる。不慣れな左手で力加減がわからず、グリグリとそこを責立てる。
すると、陽華が慌てて義勇に声をかけた。
「ま、待ってっ!……その…久しぶりだから…、」
苦しそうに瞳を閉じる陽華に、義勇の手が止まる。
「すまない、痛かったか?」
義勇が気遣うように問いかけると、陽華は顔を真っ赤にして、ぷるぷると首を振った。
「違うの…、感じ過ぎちゃう…の。」
そう言って、恥ずかしそうに視線を落とす陽華の姿に、義勇の熱も上がる。先ほどから、快感を求めて何度も反応してる下半身が、痛いほどに過敏に反応して、義勇は呻いた。