第31章 ※媚薬
陽華は義勇から唇を離すと、腰を浮かせて四つん這いになった。
「ちょっと待ってね、…私の準備が、」
そう言うと、自分の秘部に手をやった。興奮で充分なほど潤った入り口を優しくかき混ぜると、内部に指を一本、挿入させた。
「はぁ…っ…、」
眉間に皺を寄せ、小さく艶かしい吐息を吐き出した。
耐えるような表情を浮かべながら、何度か指を出し入れし、指を引き抜いた。
「うん、大丈夫。いれるね?」
「いや、今の続けてくれ。」
「え?」
「今のお前の顔、すごく興奮した。一人でしてるところが見たい。」
「や、やだっ、何言ってるのっ…、」
「俺を満足させてくれるんだろ?…してくれないと、満足出来ない。」
「…ずるいっ!」
陽華は抗議の声を挙げながらも、期待に満ちた義勇の眼差しに促され、四つん這いで義勇に股がった格好のまま、自身の秘部を弄りだした。指を一本差し入れると、ゆっくりと出し入れを繰り返す。
「自分の気持ちいいところ、わかるか?」
義勇の質問に、陽華は恥ずかしそうに頷いた。そして、指の腹を的確にソコに当てると、ゆっくりと擦るように動かした。
「はぁ…っ、んぁっ…、あっ…、」