第31章 ※媚薬
陽華の柔らかい果実に顔を埋めて、先端の実に吸い付く義勇の姿を見て、陽華はクスッと笑った。
「義勇、赤ちゃんみたいだよ?」
「男はみんな、好きな女の前では赤ん坊になるんだ。」
「…格好よく、尤もらしい感じで言ってるけど、内容は浅いからね?」
陽華が呆れた顔で言うと、義勇は反抗するように、咥えた先端を舌先で転がした。
「あんっ…やだ…、もう!!」
「手が止まってる。早くしてくれ。」
「もう、勝手なことばっかり言って!」
陽華は怒りながらも、手を伸ばして義勇のそれを優しく握った。根元の方を掴むと、ゆっくりと上下に動かした。感じやすい裏のスジに少し力を入れてあげると、義勇の口から小さく声が漏れた。
義勇の先っぽから、出てきた透明な液を親指で掬うと、敏感な頭の部分に、親指で塗りつけるように撫で回した。
「くっ…、お前上手すぎだ…、何処で習った?」
「こんなこと、習うわけないでしょ?義勇の反応見て、学んだの。義勇、ここ好きでしょ?」
そう言って、液の出てくる場所を、親指の腹でクニクニと刺激すると、義勇の身体がビクンっと震えた。
「陽華、それダメだっ。…もう…、」
義勇は小さくそう言うと、陽華の胸に顔を埋めた。そして快感に耐えるように、乳房を握った手に力を込めて、プルプルと震えた。
(本当に赤ちゃんみたい…、可愛い。)
陽華は追い討ちを掛けるよう、義勇のソレを根元から先端に向けて、激しく扱いた。義勇がそれに答えるように、一回身体を震わすと、先端から白い液体が飛び出した。
「義勇ちゃん、気持ち良かったでちゅか?」
放心状態で肩で息をしてる義勇に、陽華が面白がってそう聞くと、義勇は我に返ったらしく、顔を赤くして頷いた。薬のせいとは言え、甘え、激しく乱れてしまった自分に恥ずかしくなった。