第31章 ※媚薬
「どう、落ち着いた?」
陽華は横から義勇の顔を覗き込みながら、問いかけた。義勇は陽華に目線を合わせると、静かに首を降った。
「いや…萎えるどころか、一度刺激を加えたことで、さらに活性化している。」
苦しそうに荒い息を吐き出し、眉間に皺を寄せる義勇に、陽華は申し訳ない気持ちが溢れ、片手で優しく義勇のソレを握った。
「…うっ。」
義勇の身体がビクッと震えた。陽華はそのまま、ゆっくりと上下に扱き始めた。
「気持ちいい?」
陽華が問いかけると、義勇は頷き、恥ずかしそうにため息を付いた。
「情けない。俺は今まさしく、お前に生殺与奪の権を握られている。」
「何、言ってるの?」
陽華がクスッと笑うと、義勇はキッと陽華を一睨みして、こう言った。
「だが俺も、ただ防戦一方に甘んじているわけではない。攻めに転じようと思う。」
義勇はそう言うと、陽華の浴衣の合わせ目に手を忍ばせた。そのまま、忍ばせた手で陽華の柔らかな果実を鷲掴みにした。
「ちょっ、何してるの?」
そのまま義勇は、敏感な先端を指と指の間に挟み込みながら、揉みしだき始めた。
「あぅ…、やめ…、んぅ!」
陽華が、抵抗するように身を捩らせた。すると義勇は半身を起こし、襟を掴むと、一気に前を開き、はだけさせた。二つの柔らかな膨らみがプルンと勢いよく飛び出した。
「きゃっ、何するのよっ!」
陽華が恥ずかしそうに片手で胸元を隠すと、義勇は拗ねた子供のような顔で、陽華を見た。
「俺も弄りたい。…舐める。」
「…だって今、手でしてるでしょ?」
「……だから、手でされながら…舐めたい。」
義勇はそう言いながら、ちょっと顔を赤らめた。