第31章 ※媚薬
陽華は布団に横たわった義勇の股の間に入り込むと、熱を帯びて膨張する義勇のソレを取り出し、両手で優しく包み込むように握った。
まずは、下の嚢の部分に優しく食らいつくと、舌上で転がすように丁寧に舐め回した。そのまま根元の部分から先端に掛けて、裏の筋を刺激するように舌を這わせていく。
「あ…っ!」
小さな刺激でも、薬の影響で感じやすくなっている義勇は、息を乱しながら、次々と襲ってくる快感に耐えるように敷布を掴んだ。
「うっ…、はぁ…、」
陽華は、苦しそうに小さく声を上げる義勇を申し訳なさげに、上目遣いに見つめた。
(ごめんね、義勇。)
心でそう呟きながら、早く気持ち良くさせてあげたい気持ちで、ソレ全体を湿らすように舐め回した。
さらにカリの部分を舌でチロチロと刺激しながら、根元に添えた手を優しく上下に動かした。そのまま、敏感な先端部分に舌を合わせると、何度もチロチロと舐め付けた。
「んっ…、はぁ…はぁ…、陽華、もう出そうだ…。」
「うん。口に出していいからね…。」
陽華の言葉に、義勇はコクりと頷いた。
(すごい素直。そんなに辛いんだ…。)
陽華は最後の追い込みを掛けるべく、義勇の自身を根元まで咥え込むと、そのまま吸い込むように激しく出し入れを繰り返した。
「あっ…、そんなにしたらっ…、出っ…、んぁっ!」
義勇が声を上げると同時に、陽華の口内に熱い液体が放出された。陽華は最後の一滴まで吸い上げると、ゴクリと音を立てて飲み込んだ。