第29章 ※逆上せあがる
陽華は義勇に抱き締められながら、隙間から目に入った義勇のそれを見て、驚いた様子で呟いた。
「あ、小さくなってる。」
陽華は、果てて力なく横たわったそれを興味津々で見詰めた。
「それは 、一回出したから…、」
「あれが…、こんな小さくなるんだ。……あ、柔らかい。」
興味本意に触り、柔らかさに親指と人差し指で摘まみ、フニフニと押してみた。
「……フニフニするな。」
義勇は顔を赤らめた。
「だって、ちゃんと見たの初めてだから。……ねぇ、もうこれ、大きくならないの?」
「あぁ、一回出したら暫くはならない。…何か興奮するようなことがあれば別だか。……どうしてだ?」
陽華が恥ずかしそうに、顔を伏せた。
「……え?だって、今日は…、まだ…最後までして…ないなぁ…って、」
その言葉の真意に気付き、義勇はさらに顔を赤くし、顔を片手で抑えた。
(入れて欲しいってことか?……可愛いすぎる。)
「あれ?…固くなってきた。」
「……興奮したからだ。」