第27章 ※初めての夜
「義勇…その…、はやく…、」
「触れて欲しいか?」
陽華は顔を赤らめながら頷くと、義勇に問いかけた。
「なんか今日、すごく優しい。今までこんな…身体中に…、口づけるなんて、しなかった…でしょ?」
義勇は起き上がると、真剣な表情で陽華を見詰めた。
「初めての夜だから…。」
「初め…て?」
「俺とおまえの、想いが通じあった…初めての夜。今までの行為を否定するわけじゃないが、それでも今夜は特別な夜だから、ゆっくりとじっくりと、おまえを大事にしたい。」
「義勇…、」
陽華は嬉しさのあまり、義勇に抱きついた。それに答えるように、義勇は陽華を抱き締め返すと、その唇に再び口づけした。
深く優しく口づけながら、義勇はその柔らかな両の果実をゆっくりと鷲掴みしに、揉みし抱く。
陽華の口から、艶かしい吐息が漏れだした。
「んぅ…んっ、あっ…ぁ…、」
義勇は陽華の胸元に顔を近づけると、ピンク色の可愛い実を、優しく口の中に入れた。
ちゅくちゅくと何度も吸いあげるように刺激していき、固くなってきた実を転がすように舌で丁寧に舐めていく。
「はぁん…あっ…、ぎ、ぎゆぅ…ぁんっ!(…なにこれ、いつもより気持ちいい…。)」
焦らされた分、快感が一気に押し寄せてきた。触れられた部分が熱を帯びて、身体中が火照り、自分でも引くくらい、蜜が溢れ出てきたのがわかった。
義勇は弄っていないほうの果実を掴むと、先端の部分を指で摘まみ、優しく擦り合わせた。
「んぁ…、いやぁ…、あぁんっ…、」
義勇は、そのままその実を舌先をチロチロと舐め回しながら、陽華の顔を見た。陽華は顔を高揚させ、荒い息を吐き出しながら、与えられる快感に耐えるように、目をきゅっと閉じていた。
「そんな気持ちいいか?…感じてる顔も可愛い。」
「ば、ばかっ…!」
陽華は恥ずかしさに顔を背けた。しかし、義勇の手が下半身へと延びると、それを止めるように、慌てて陽華が叫んだ。
「だめっ、今触ったら…、」
陽華の反応に、義勇はニヤッと微笑むと、構わず、陽華の花芯に触れた。そこはもう、蜜が止めどなく溢れ、滴り落ちるほどだった。