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【鬼滅の刃】水魚之交

第13章 ※潜入任務





義勇は自分に与えられた部屋まで来ると、陽華を連れ込み、扉を閉めた。

義勇の視線が陽華に向く。その顔は、明らかに怒っていた。

「何を考えている!あんなクソ野郎に好きにされて、なぜ何もしないで黙ってるんだ!」

頭ごなしに怒鳴られて、陽華は身体を震わせた。しかし負けじと陽華も言い返す。

「だって下手に反抗したら、潜入が駄目になると思って!」

義勇がバン!と、扉を叩いた。

「じゃ、全部好きにさせるのか?今夜は、あのクソ野郎の部屋に行くのか!」

「行くわけないでしょ!義勇の手が後0.1秒遅かったら、私が落としてました!」

「その前から反撃しろ!こっちは足触られてるのを見てるだけでも、イライラしてるのにっ、…っ!!」

義勇がハッとして口元を押さえた。陽華は義勇を下から上目遣いに見つめると、嬉しそうに微笑んだ。

「もしかして、…妬いてくれたの?」

義勇は耳を赤くして、「違う!」と慌てて否定した。

「とりあえず!!」

義勇は話を誤魔化すように叫ふと、

「もう二度と隙をみせるな!」

と、陽華に言い聞かせるように言った。



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