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メメント・モリ
第5章 水の音
彼女はその問いかけに答えない。
だめだよ。
僕には必ず反応してくれないと・・・
君の・・・
君の声がもっと聞きたいんだ。
「聞いてるんだけどな、答えて。」
少し声のトーンを抑えて聞きながら、反対に刺激は強くしてあげる。
息も絶え絶えのくせに、きっと彼女は答えるだろう。
「っはぁ・・ううぅん・・・・好きっ!・・あぁっ」
くすくすと僕は笑う。
「やっぱり、早瀬さんはいい子だよ。」
そして彼女にまたキスをする。
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