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メメント・モリ

第1章 翼の生えた男と私の願い


ふわり

と、音もなく目の前に降り立ったその人は男で、

優しそうに笑いかけて言った。



「さぁ、キミに終わりが来るよ。」

しっとりと心地よい、甘い声が耳に届く。


黒いスーツを身にまとった、背中に違和感のあるこの男をジッと見つめる。



この人は・・・天使か、死神。




なぜだか私には分かっていた。


どちらにしてもこの男は私の命の終わりを知らせに来たということを。
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