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メメント・モリ

第2章 親友クロサキ




「はぁ・・・はぁ・・・

 黒崎君、、ふざけちゃ・・・だめ・・だよ・・」



息も絶え絶えに、黒崎君の手を止めるように握りしめる・・・


「僕はきわめて真面目です」


そういって彼は手を握り返した。




「・・・真面目って・・こういうのはその・・・」



恋人同士・・という言葉が出せなくてつまると、黒崎君は笑う。



「何も必要ないです。」



「え?・・」



「僕はなにも持っていないし、何も求めない。
 
 もちろん脱ぎません。

 
 早瀬さんはなにも考えなくていいから。



 ・・・ただ・・・呼吸してください。」




「黒崎くん・・その呼吸って・・・」



それを言い終わるか終らないかのうちに、キスで口を塞がれる。




だから、、呼吸して口を塞がれてたらわけわかんないんだってばっ!!!


それでも、黒崎君のとろけるようなキスで力は抜けて行く・・



「んあぁあっ・・・・」


ふいに胸の突起をつままれて声が出た、



「最初キスした時に思ったんですけど、


早瀬さんって・・・ドがつくMですよね。」




「・・んぇっ?そんな・・こと・・・ああああっ」


きゅっと反対側もきつくつままれる。






「何も考えないで、ただ呼吸だけして。

 早瀬さんが苦手などうでもいいことから僕が解放してあげます・・・・」




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