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メメント・モリ

第2章 親友クロサキ






「ホント・・・つくづく早瀬さんてバカですよね。」




立ち上がった私が振り返ると黒崎君はまだ座ったままだ。

目の前の壁を睨むように見つめてる。



「・・・・なにか言った?」




「何笑ってンすか?・・・早瀬さん、ちゃんと息してますか?」



「え?息・・?」


――その時背後で聞きなれた声がした。


「早瀬ー」



店長だ。





私を探してる・・・








その嫌悪感にビクと身体が硬直する。




意を決めて振り返ろうとしたとき、


何かが私に覆いかぶさった。
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