• テキストサイズ

【妖怪学園Y】ミステリアスな先輩の意外な秘密!!

第3章 【第2章】ミステリアスな先輩を探せ!!


夜な夜な怪しい影に追いかけられている謎の真相を探るため、被害を受けていると思われる女子生徒、龍我チユを探すことになった。

そしてメラの助言により、一同は軽音楽が活動している教室へと向かうことに。

運良く彼女と関わりのある部員に出会えたものの…

「ああ。龍我さんは確かに軽音楽部員なんだけど、ここで活動してはいないんだよ」

「「ええっ!!」」

「活動してないって、休部でもしてるんですか?」

「休部というか、なんというか…」

チユの同級生だという男子生徒に話を聞くと、なんとチユは個人でアーティストとして活動しているという。

学園内の施設に自分が作曲した楽曲を提供していたりなど、様々な功績を学園長に評価され、チユ専用の部室を与えられているのだという。

「だから彼女はこっち(軽音楽部室)では活動してないんだ。せいぜいギターの弦を張り替えに来たり、楽器を借りに来る程度かな。それでも滅多に来ないけれど」

「そうか…。なら彼女の部室の場所を教えてもらえないだろうか」

ラントがそう問うと、男子生徒は困ったように彼から目を逸らした。どうやらチユの部室の場所は知らないようだ。

男子生徒以外の軽音楽部員にも聞いてみたが、誰も知らないらしく、首を傾げるだけだった。

「龍我さんの部室?うーん、知らないなあ…」

「そういえば誰も知らないよね」

このように誰もが首を振る結果となった。
/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp