第8章 【第6章】来星ナユ、ついに対面!!
時は少し遡(さかのぼ)り、ここは正義のハッカー研究会の部室。
ジンペイたちはハッカー研究会の説得に成功し、そして共に協力してサーバーの門番であるサイバーキンヤを倒し、なんとか来星ナユの情報を手に入れたのである。
そしてジンペイが不正を起こし、アカテントラズの刑務所に連れていかれた後。
「…なあ。チユのやつ、遅くないか?」
ノズチカがふと尋ねる。確かに、自分たちはサーバーをハッキングするだけでなく、説得にもかなりの時間を使っていた。
しかしいつまで経ってもチユはやって来ない。道が分からないのかと思ったが、ああ見えてちゃんと学校の地理関係は頭にちゃんと入っている。
道に迷うにしても少し、いや、かなりおかしい。
「…このデータをまとめる前に、風紀タワーに行く必要があるな」
そこでジンペイを抜いた一同は風紀タワーへと急ぎ足で向かった。
風紀タワーの前に着くと、驚きの光景が待っていた。
なんと雷堂メラと獅子黒が複数の怨霊を相手に戦っていたのだ。
「くそっ、こいつら…邪魔すんじゃねえ!!」
「メラ先輩!どうしてここに!?」
「っお前らか!話は後だ、手ぇ貸せ!!早くこのタワーの上に行かねえと、チユが_」
「殲滅する!!」
「いやラント先輩、変身早っ!!」
「ほら、変身できないやつは下がって…変身!!」
チアキがメダルをセットすると、ギターが現れる。チアキがノリノリで弾いていくと、ギターから生まれたエネルギーがチアキを包んでいく。
「スカイスネーカー!ヘビーに行こうぜ!!」
ラント、チアキに引き続き、フブキもクロックレディに変身する。
「メラ先輩!今のうちにチユ先輩の所へ!!」
「恩に着る!!行くぞ獅子黒!!」
「はい、親分」