第1章 1本目は処女喪失とともに/胎
「……え……?」
腰を抜かして上体を倒した私は、これ以上押されれば髪が水面に浮いてしまうというほどに追い詰められていた。
がたがた震えて仰向けになる私の、私すら触ったことのない秘部を触手がなでている。
下着越しにさすられて、ぞくぞくと妙な気持ちよさに顔を背けた。
そしてそんなことをされれば、否が応でも気がつく。
触手がどうして私のそんなところに触るのか……その意味を。
19年間、「痛いから」と拒絶していたコトを、まさか触手にされてしまうの?
秘部をとにかくなでさする触手が、ぬとっとしたあの粘液を、私の太腿になすり付けてきた。
つるりとした触手でなぞられると擽ったい。
「……え?え……?な、なに?」
足を伸ばしたままだった私の太腿に絡みついてくると、そのまま足を持ち上げられた。
両膝を立てられて、しかもかぱりと下着に包まれた局部を開かさられる。
「きゃあ!やだやだぁ……!こ、こんな格好させないで!」
開けっぴろげたM字に開いた小桃の足の間に巨体が這いずると、きゅんと疼く秘部にあてがわれた触手が、パンツの隙間から這入ってきた。
通気性が急に良くなって、引っ張られる下着が破れていく。
ま、まって、そんなことされたらこの先、下着をはかないまま歩くことになっちゃう
やだやだと首を振っても触手は下着をひっぱり、そして裂いた。
開放感が私の秘部を晒し、お外で性器を丸出しにしている事実に泣きじゃくる。
持ち上げられて大きく開いた足をじたばたさせても、絡まる触手によって押さえつけられる。
「や、やだぁっ!やだやだやだぁ……!!さ、さわんない、で」
抵抗虚しく、生の秘部にこれまた生の触手が触れた。