第4章 十龍之介
お姫様抱っこで寝室に運ばれた亜衣は顔を手で隠したまま龍之介の顔を見れないでいた。
「亜衣ちゃん。そろそろこっちを見て欲しいな…。」
「恥ずかしいです…。」
「じゃあ、そのままで良いよ。そのかわり、服脱がしちゃうね。…俺、結構限界だから。」
そう、二人はお互いに忙しくて今日はほぼ三ヶ月ぶりのお家デートだった。
「大丈夫、俺も脱ぐから。」
亜衣の服を脱がした龍之介は自分の服も脱いだ。
「…綺麗だ…。」
「///恥ずかしい…」
少し亜衣の裸体に見惚れていた龍之介だったが、我慢ができなくなって亜衣の唇に噛み付くように口付けた。
「んむ………ふぁ………んん………。」
空気が足りなくて少し唇が開いた亜衣の口内に龍之介の舌が侵入してきた。時間を置いて龍之介が唇を離すと二人の間に銀糸がつたった。
「はぁ…………」
「顔溶けてるね…可愛い…。」
そんなことを言いながら龍之介の手は首筋を通って段々下に向かっていく。二つの膨らみにたどり着くと、片方は中心の蕾を指で摘んだりして、空いているほうを唇で含んだ。段々硬くなってきた蕾を下から上に舐めあげたり、甘噛みしたり、口内で転がしたりするたびに亜衣からは甘い声が上がる。
「あ………んぁ………ふぅぅ……。」
「声我慢しないで。俺は聞きたいよ。亜衣ちゃんが気持ちよさそうにしてる声。」
「やぁ……恥ずかし……」
「ね?聞かせて…。ほら?」
いつのまにか亜衣の秘めた部分にたどり着いた龍之介の指先が亜衣の弱いところを的確についていく。
「やああ………龍之介さん……。そこは、そこだけは…ダメぇぇぇ………。」
「知ってるよ。ここが好きなんだよね。ほら、もっと声出して?」
「や…そこばっか触られてたら……イくっ……イっちゃう……」
「良いよ、亜衣ちゃんのイくところ俺だけに見せて?」
龍之介が中を一際強く擦ると亜衣は盛大に達した。
「ああぁぁぁぁ………。」
「可愛い……ヤバイ………俺ももう限界…挿れていい?」
亜衣は返事をする代わりに首を縦に振った。
龍之介はいつのまにか避妊具を被せた硬くなったモノを亜衣の足の間に当てがった。
「はぁ……挿れるよ。力抜いてて…。」
龍之介は一気に腰を推し進めていく。すると亜衣から声にならない声が漏れた。
「……っあああああ……うあ……」