第4章 十龍之介
奥までたどり着いた龍之介は亜衣に「痛くない?」と聞いてきた。龍之介はこういうことを何回かして亜衣がそれに慣れてきた今でも毎回そう聞いてくる。そして、いつも決まっている亜衣の返答は「大丈夫だから、早く動いてください…。」だ。
今回もそのやりとりをした後に龍之介が腰を動かし始める。
「やあ、りゅう、の、すけさ…、激し……」
「ごめん、止まんない。亜衣ちゃん、好きだ。」
「私も、好きです…あ、また、くる、も…イく。」
「ん…俺もそろそろ…。」
「龍之介さ…ああぁぁぁ!も…ふあぁぁぁ!。」
「…………っく………。」
亜衣は今までに無いぐらい中を締め上げる。限界だった龍之介もそれに耐えられなくて二人同時に達した。だが、龍之介はそれでも足りなかったようで、まだ硬さを失ってないそれにもう一度避妊具をつけて亜衣に覆い被さる。
「ごめん、たんない。もう一回…いや、明日の朝まで付き合って。」
「え…でも…」
なにか言おうとした亜衣の唇を塞いで龍之介は再び亜衣の身体に触れ始める。達したばかりで敏感になった身体はやっぱりそれに反応してしまい…結局これがあと二回続いた。