Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第7章 選択
地下街のゴロツキ達を迎え入れてからしばらく経った。
彼らを次の壁外調査に迎えると言う私の意見は最初は歓迎されなかったものの、彼らの実力を保証した上で意見を出したところ渋々ではあったが認められることとなった。
壁外調査前日、私はミケとハンジとステラと話していた。
「まさか彼らをいきなり壁外調査に連れていくなんてね…!」
「落ち着けハンジ」
「あぁ、団長や周りが完璧に納得したとは思えないがな。だが少なくとも「連れていくべきじゃない」
「…ステラ…?」
俺の話をステラが遮った。
「ステラ、心配なのは分かるけど…」
「違う。いや、勿論心配。でもそうではなくて……エルヴィン、………分かっているんでしょう?」
ステラが俺だけに分かるように__というかそのように感じ取られた__言った。
「…ステラ、俺は考えを変えるつもりは無い」
「…そう」
ステラが溜息をつきながら言った。
「なに?どういうこと?」
ハンジが私とステラの顔を交互に見ながら答えた。
続いた沈黙の中で響くのは、ミケが鼻をすする音だけだった。