Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第7章 選択
「まさか俺達が壁外調査だなんてね…」
訓練が続く中、ファーランが俺の気持ちを代弁した。
エルヴィン・スミスの部屋を探しても資料はなかったから、きっと肌身離さず本人が持っているんだろうと俺たちは考えた。
「どうするつもりだリヴァイ」
このことは俺一人で動く、そう伝えたが2人には信じてくれと縋られた為結果信じることにした。
「なー兄貴、最近本当にステラ見ないよな?」
「あぁ、何か…理由でもあるんだろ」
「何かなぁ…こうは思わなかったのかリヴァイ?周りの上官がステラを俺らと会わせないようにしている、と」
「考えたが、それを止めてまであいつに会いに行ったらそれこそステラには迷惑だろ…」
リヴァイ、お前やっぱり止めてまで会いに行きたいと思ってるんじゃないか、その言葉はファーランの口から出ることは無かった。
事実、その通りだった。なかなか会えないのだ。
屋上で会えないのは勿論、何日も話していなかった。
目を合わせられることは出来ても、タイミングが悪く話すことがなかなかできていなかったのだ。
そして、少し前まではただ会えないだけだと思っていたが、何かと上官達がステラにまとわりついているように思えて仕方がなかった。