Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第7章 選択
訓練をし、夜には屋上でステラと話す。毎日のようにそれは繰り返された。夜屋上にいることは、ファーランとイザベルには話していなかった。
訓練時には何故かステラは居らず、聞いたところ訓練兵の指導にあてられていると聞いた。
エルヴィン・スミスとステラの仲の良さに対して、任務への罪悪感以外の嫌な感情を持っていることを何とか抑えようとしたが、訓練兵達への訓練をしている、と聞いた時その感情が確実になった為、やはりステラを手に入れたいという思いが強くなった。
「ステラ、」
「ん~?」
屋上で、隣で寝転ぶステラに声をかけた。
何の危機感もなく、座る俺の隣で寝転んでいるステラ。こいつは俺がそういう目で見ていることに気づいていないのか、と思うほどに。
兵服を脱ぎ、ベルトとシャツだけになっているこいつの首元に目がいってしまう。鎖骨が見え隠れしていて、それだけなのに目を離せない。
ステラが息をする度に胸が上下に動いているし、細い腰にベルトが良く映えているし……
「リヴァイ?」
「っ……ああ、悪ぃ……何でもねぇ」
声をかけられて思わず誤魔化した。ふふ、と笑ってステラは上体を起こして座った。
するとステラは俺の肩に頭をもたれた。もう既に心臓がうるさい程に鼓動しているのに、こいつにも伝わるんじゃないかという程に鼓動が激しくなった。