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Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第7章 選択


その日は部屋に閉じ込められた。

ステラに会えた、無事であったという思いが、‘嬉しい’という感情となって渦巻くまま、埃っぽいベッドの掃除を入念にし、眠りについた。


翌日、俺達は調査兵団の兵士たちの前で自己紹介をさせられた。

何故かその中にステラが居なかったため、なるべく不機嫌さが伝わるように名前を述べた。

俺達3人はフラゴンとか言うやつの部に入ることになり、その後立体機動や馬の訓練をさせられ、近い壁外調査の為の訓練が始まった。


夜、訓練を終えて部屋に戻ろうとすると、開け放ったドアから会話が聞こえてきた。


___「今ステラはどこにいる?」

「屋上だよ」

「……何故今日の彼等の式に呼ばなかったのか聞きたそうだが、ハンジ?」

「ああ、出来るのなら聞きたいね……あの子は君の部屋で仕事をしていた、何なら式があることを知らないでいたじゃないか」

「俺の独断だ。……団長は、能力も高い彼女に、そして少なからず接点を持つ彼女があの場にいれば、確実に彼女に彼等の指導を任せようとしただろう。…そうすれば、先の壁外調査では彼女と彼等は共に行動することになる」

「……それで?」

「先の壁外調査、彼女は私と共に行動させる。決定事項だ」

「正しくは君の中での決定事項だね、エルヴィン…」


あいつがいなかったのはこの男のせいか。
考えることを放棄したくなった。自然と、ステラのいる屋上へと足が動いていた。

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