Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第6章 安堵
いつものように仕事に取り掛かっている時だった。
俺ら3人組に、追っ手はすぐにかかった。
「こんな時間まで仕事とはねぇ」
ファーランが呑気に言った。
「はっまた憲兵団か…懲りない連中だぜ!
…なぁ兄貴!今の台詞かっこよくね?」
「馬鹿か」
むすっとしたイザベルを目の端に捉えながらリヴァイは言った。
このままアジトまで招待する気は無い。
「ファーラン、イザベル」
俺の呼び掛けにファーランとイザベルはにやっと笑うと憲兵団共を撒きにかかった。
__おかしい。
いつもならすぐいなくなるはずだ、何故__
旋回して確かめた時、自由の翼が羽ばたいていたのが見えた。
「おい…奴ら憲兵団じゃないんじゃないかリヴァイ」
「あぁ…あの自由の翼…奴らは調査兵団だ」
「……兄貴!」
「奴らに関わる気はねぇ…分かってるな」
「「あぁ!」」
3人は3方向に別れて逃げ始めた。
俺の方に引き寄せた奴らの中にいた1人は、ボスだろうと思われた。
しかし、懸命に逃げていたが追いつかれ、壁へと押し付けられてしまった。