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Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第6章 安堵


忘れようとしているのに、気づいた時にはステラのことを考えてしまっている。
呼吸をするのと同じように、ごく自然に。

金を貯めて地上に出ようにも、あと何年かかるだろうか……

そう毎日考えて過ごしていると、ある男が尋ねてきた。


男の名はニコラス・ロヴォフ。
任務の成功報酬として地上の居住権と金を持ちかけてきたのだ。

任務を受ける気など無かったが、地上に出ればあいつを探せるという思いがあった。


「リヴァイ、地上に出たらステラを探せるかもしれない」

「…それとこれとは別だ。向こうから来たら相手してやる」


ファーランにはそれを悟られまいと話すが気付かれてしまっているだろうとリヴァイは思う。

ファーランはステラに関することを濁して答えたリヴァイを見て、自分が恐ろしいくらいステラの事を考えているのに、俺は相応しくないと離れようとする真逆の葛藤に悩まされているんだ、と密かに悟った。

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