Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第6章 安堵
「……ステラ」
「以前頼まれていたもの。…それからそろそろ訓練しようと思ってハンジさんとかミケさんとか探してたんだけど……いなかったから」
少し頬を赤くしながら下を向くステラは時々忘れそうになるが未だ15歳であったことを思い出させる。
ハンジがここにいる3人全員の気持ちを代弁してくれた。
「かっわいいなぁステラ!」
わしゃわしゃとステラの頭を撫でながらハンジは嬉々として言う。
「それならモブリットに頼んで午後の執務は全部ステラの訓練に「それはだめ。ハンジさん仕事しないとモブリットかわいそう」…えぇー…」
「それよりエルヴィン」
「何だ?」
「…何を企んでるのかは分からないけど私は疾うに忠誠を誓った……何かがあったとしてもここを抜けることは無い。…仮にエルヴィンが私に隠してることがあったとしてもね」
悪戯っぽく笑ったステラを見て、隠し事は出来ないな、と改めて思う。
「あぁ……。それならステラ、分「今は嫌よ」…だろうな」
恒例となった勧誘と拒絶の会話も、地下街のゴロツキ達を迎えいれたら少し変わるだろう。そう考えるエルヴィンの瞳は揺らがなかった。
翌日、俺はミケや数人の兵士を連れて地下街へと赴いた。