Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第27章 帰還
「えっ」「あー……それは……」
「連絡くれたらすぐにでも向かうのに!どうせ医者の話も聞かずに自己判断で此方に来たんでしょう!また!そうやって!貴方達は無茶ばかりして!!」
「ステラさんだって足!」
思わずそう怒るとヴァ二も反論してきた。
「私の足など貴方達の命に比べたら安いものよ!本当に………壁上で…どれだけ心配したか……」
「……ごめんね」「すみません…」
へたへたと座り込む私に、ハンジさんもヴァ二も謝った。2人が笑顔でいる事に気付き、思わず笑ってしまった。
「ねえステラ、本当にありがとう」
「いえ……」
ハンジさんと再び抱き合った。ヴァ二はヘーゼルとノワールと話している。
「だから!俺は何もしていない!」
「ヴァニーユ!いくら怪我してようとな……ステラさんから頬に口付けされるなんて……」
「僕達はあの時お前が怪我してなければ捻り潰す所だった……」
「おいお前ら、その話詳しく話せ」
「あっリヴァイ兵長!」「どうぞヴァニーユとゆっくりお話を」
「お前ら!ち……違いますよリヴァイさん、ほんとに…」
___「ほら、やっぱりリヴァイ兵長でしたね」
「は?お前分かってたのかサシャ?」
「気付いてねえのお前くらいだぞエレン……」
「は?!アルミン!」
「いや……僕はなんて言うか結構前から知ってて…何なら新兵勧誘式の時から……」
「なんだよそれ……」
こんなにわちゃわちゃと話したのは何時ぶりだろうか。もう連絡を寄越しなさいと怒っていたのも笑いに変わり、暫く皆で談笑していた。