Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第27章 帰還
「連絡もせずに2人で帰ってきました!!あんの馬鹿ヴァニーユ……!」
そう言うヘーゼルは何処か嬉しそうだが、連絡がなかったことにまた無茶をしたな、と誰もが思った。
「……今すぐ、「ええ今すぐ此処に連れてきます!貴女はここにいてください!」
猛ダッシュで2人は外へ出ていったかと思うと、今度はリヴァイが戻って来た。
「おいステラ……あのガキ共は何を騒いでやがる…」
「リヴァイ!ハンジさん!!ヴァ二!!」
私が慌てながら言う様子に、落ち着けと言うリヴァイ、戸惑う104期達と中々異様だったが、2人がハンジさんとヴァ二を連れてきてからはもっと慌ただしくなった。
「やあステラ~!……おっと!」「ステラさん怪我大丈夫ですか……えっ、」
足動かすなとあれ程言われていたが、ドアの所に2人の姿が見えた途端2人に抱きついてしまった。
「可愛いなあ…リヴァイ、この子貰っても「駄目に決まってるだろうクソメガネ」えー…」
「ステラさん!待って!リヴァイさんに俺殺されるから!」
わたわたとするヴァ二と抱きしめ返し明るく返すハンジさんに、良かった……と言うと2人とも静かになった。
「ステラ……君のおかげで事が進んでいる。ありがとう」
「ステラさん……また無茶してまで俺等を守ろうとしてくれた…ありがとうございます」
「うん……2人共……どうして……」
「うん?」「……?」
「どうして……連絡を寄越さないの……?」