Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第26章 涙
この後、ローゼ内の巨人、壁が本当に大丈夫なのか確認せねば、シーナの旧地下都市に避難した民が此処へ戻ることが出来ない。また何時鎧や超大型が追いかけて来るかも分からない。
しかしそれを駐屯兵___ピクシスが監督することに、ステラは酷い安心感を覚えた。
「良いなステラ、安静にじゃ。その足の怪我も早急に手当せい。お主のおかげで混乱もせずに皆帰ってこれたわい。そろそろ主も休む時じゃ」
「………はい。指示通りに」
「のう、ステラ」
「はい?」
「エルヴィンは大丈夫じゃよ」
「………っはい」
今1番気がかりなことを言われ、思わず力が抜けそうになったが、どんっ、と敬礼をしてリフトに乗った。
ピクシスとステラが話す間、ヘーゼルとノワールが下にいた医療班を呼んでおり、降りながらステラの手当がされた。
「ステラさん、俺達は先程は命令を聞きました。貴女の怪我は後回しにし病院への手続きはしないと。ですが今は聞きません、兵舎に戻った後の仕事は俺達の仕事です」
「ええ、兵舎に戻ったら先ず休んで下さい。どうしてもと言うのなら命令だけして下さい、僕達が動きます」
「………ヴァ二に似てきたね2人共……」