Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第26章 涙
104期が何人かリフトで上がってくるのが見え、と同時にヘーゼルがリコを連れて来た。
「リコ」
「ステラ、悪いね、駐屯兵を出来るだけ集めていた。水も多く持ってきたが……ステラ!足!!」
「さっきついた血よ、今は止まっている。問題無い」
「問題無いって君ねえ、「リコ、今から来る104期を頼むよ」………分かったよ」
真っ直ぐ見るステラに負けたリコは指示通り104期をまとめた。
その時叫び声が聞こえた。
「団長?!団長!!」
「まずいぞ意識が……早く運べ!!」
上ってきた104期の目には、その団長に駆け寄るステラの姿が見えた。
「応急処置は済んだのね?」
「ええ、」
「直ぐに病院へ。ミカサも一緒に連れていきなさい。直ぐに!」
「はっ!」
「ステラさん!」
「ノワール、」
「今病院から連絡が来ました、ハンジ分隊長は寝ておられますが無事との事、ヴァニーユも目が覚めて此方に来ようとして医者に止められているとの事です」
「ステラさん、」
「ヘーゼル」
「彼等で最後です……後は馬を下ろします。我々も降りましょう、「ステラ」
「ピクシス司令!」
ヘーゼルとノワールからステラが話を聞いていると、ピクシス司令が此方に駆け寄ってきた。
「夜間の動きは儂らが監視する……調査兵及び壁外に赴いた者は直ぐに戻って安静にするんじゃ」
「……っ、ありがとうございます」