Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第24章 決意
全く掴めない人だと思いながらエルミハ区を目指した。
「女型を仕留める時エレンを踏み台にするよう命じたのはステラだろう?」
急に、エルヴィンが昼間の出来事を話出した。そういえば……あの後アニはユトピア区へ運ばれ、私は壁とアニの事をエルヴィンとリヴァイに話した後、エレン達を連れて行って話をし……会議後に部屋で会うつもりが今ここであったのだ。
色々タイミングが悪くあまり話せていなかった。
「そう……あの時…エルヴィンがそうしろと言ったように聞こえた」
「俺がか?」
また俺になっている、相変わらず分からない男だ。
「うん。……私はそれに従った。それよりエルヴィン……憲兵を引きずり出す策はあるの?」
「さあ……」
「…………」
「そんな目で見るなステラ…なるようになるさ………」
お得意の出たとこ勝負、という訳だ。
エルミハ区につくと、エルヴィンは憲兵の元へと向かった。が、私は直ぐに続かなかった。
「……?」
「先に行っていてエルヴィン、すぐに行く」
「……ああ」
他の兵団で名前を知るような人は数少ないが、この人はエレン達経由で知っていた。
「ハンネスさん」
「…ん?ステラか!」
「こちらにいるのは壁の穴の確認と同時に、安全と言えるエルミハ区の様子を見てこいとピクシス司令に命じられた故ですね?隊に壁の確認を任せあなた一人でエルミハ区に来たと……」
「全部当たりだ。恐ろしいなお前の勘は……」
「我々調査兵団の先遣隊も穴の確認及び封鎖に今から加わります……ハンネスさん、今からトロスト区へ戻るのでしたら頼みがあるのですが」
「おう、いいぞ。なんだ?」
「ピクシス司令に、トロスト区に着いたら顔を出すと伝えて下さい」
「了解した……それじゃあな、ステラ」
「ええ、ありがとうございます……」