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Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第21章 女型捕獲Ⅰ


遺体を弔っていると、1人の兵士が蒼白な顔で森から飛び出してきた。

「団長!リヴァイ班の4人が全滅です!」


_________え?


目の前が真っ暗になった。1番の実力者である彼等が、全滅?今朝笑顔で話していたエルドも、談笑していたグンタも、相変わらずリヴァイの真似をするオルオも……ペトラも?

待て駄目だ、まだ壁外だ。泣くのは後だ、後悔も死を嘆くのも後だ。今やるべきことはエレンの死守で……

リヴァイは?

リヴァイは無事?何も情報がない、もし_____嫌、やめて、そんな事考えるな。彼は無事だ。生きている。

嫌な予感はしない、彼は生きている、必ず!
今すべきなのはエレンが無事かを確かめることで____ああ、リヴァイは無事?リヴァイが生きているかを確かめたい、でもエレンを見つけなければ、

「ステラさん!」


はあっ、と自分の口から息が出るのを聞いた。
ヴァ二に名を呼ばれてから、私が突っ立って息を荒らげていた事に気付いた。

「……リヴァイさんは生きています、必ず。エレンもリヴァイさんが連れてきます」

「そう………そうよ、そうね。……悪い、取り乱した……」

今まで、壁外でこんなにも感情を制御できなかったことは無い。もしヴァ二がいなかったら、私は何もせずに突っ立っているだけになっていただろう。

「ありがとうヴァ二。私はエルヴィンにつく、君達は…」

「新兵達につくんですね」

「その通りよ、お願い」

「了解です」

ヴァ二がヘーゼル達を連れて新兵達の元へ行くと、森から声が聞こえた。

「エルヴィン!」

「戻ったか、リヴァイ……」

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