Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第20章 ✵誤解
「ナナバさーん、エルヴィンが集合してくれって」
ステラがそう呼びかけてから1時間後、エルヴィンの部屋に兵士長と各分隊長と各副分隊長が集まった。
「明日の壁外調査の確認だ……リヴァイ、ステラの手を離せ。彼女にも説明してもらわねば」
「チッ」
「ステラ~こっちおいで?……嘘嘘、冗談だよリヴァイ」
「始めるぞ。明日は________________」
エルヴィンが説明を始めると、リヴァイは渋々ステラの手を離した。ハンジとヴァニーユは、リヴァイが穴のあくほどにステラを見つめているのを見て、にやにやと笑った。
「__________そこでだ。ステラ」
「はい。我々は巨大樹の森までリヴァイ兵士長率いる特別作戦班の方々を中心として標的を誘き寄せ、ハンジ分隊長と技術班の方々の思案による対 特定目標拘束兵器によって標的を拘束します。その後、ミケ分隊長とリヴァイ兵士長を先導に中に潜む人間を刈り出します」
「…全てが上手く順調に行くとは思っていない。だが、敵は我々がこのような事を思索している事すら知らないだろう」
「鎧が来るか、超大型が来るか。それは定かではありませんが、そのような敵を仕留める絶好のチャンスです。………ですが、あくまでも目的はエレン・イェーガーの死守だという事をお忘れなく」
「既に記憶しているだろうが、各自の班の場所をもう一度記憶しておくように。……新兵を交えた班は特にだ。明日は人類の為に、皆最善を尽くせ」
「「はっ!」」