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Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】

第18章 勧誘


「あのねぇリヴァイ。…もし仮に君がステラの部屋に行った時、見知らぬ兵士がステラの部屋にいて談笑してたらどう思う」

「其奴は二度と日を拝めねぇだろうな」

「……」

だろ?と首を傾げるハンジを見て、リヴァイは少しずつ分かってきた。段々と貧乏ゆすりも止まってきた。

「あ?……なんだ?じゃああいつは俺とペトラがいるのを見て嫉妬してるってことか?」

「君ほんっ…とに鈍いんだな……」

リヴァイは口元に手を持っていった。

嫉妬するなんて可愛いことしやがって、これ以上可愛くなってあいつはどうするつもりだ、と思うと同時に、俺がどれだけあいつ一筋なのかを分からせねぇといけないみたいだな…とも思ってしまった。

「……リヴァイ、ちゃんと誤解を解くことだね……ステラは君とペトラがどうにかなってると思ってるよ、きっと」

「何もねぇよ……ただの部下だ」

「それをちゃぁんとステラに言うんだ。……ああそうだ……エレンも中々ステラのこと気に入っているみたいだからね」

「…あ゛?」

無くなってきたはずの眉間のシワと貧乏ゆすりが再び始まった。

「じゃ、リヴァイ……後でみんなを集めてくれよ、……私はステラがほんとに帰っちゃったのか調べないとだから」

そう言うとハンジは出ていった。

確かに、ステラが見知らぬ野郎と話していたら腸が煮えくり返りそうになる。そんな思いをステラにさせてしまったことに申し訳なく思った。

だが、エレンがステラを‘気に入っている’ことに苛立ちを隠さずにはいられなかった。

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