Madly in Love 【リヴァイ】【進撃の巨人】
第18章 勧誘
リヴァイは非常に苛立っていた。
苛立つ、なんて軽い言葉ではいいきれないかもしれない。先程から貧乏ゆすりが止まっていない。
「あれ、そういやリヴァイ…ステラはどこ?また隠してるのかい?」
リヴァイは目の前で楽しげに言うメガネをかけた奴を睨みつけた。
「……俺が追いかけようとした矢先てめえが入ってきて無理矢理話進めてるんだろうがクソメガネ…………」
「えっ、何なんで私怒られてるの」
「ステラは来た瞬間に逃げやがった……それを追いかけるタイミングをお前が見事に潰してくれた訳だ……」
「……何、なんかしたのリヴァイ」
「ハンジ…理由が分かってたら俺がこんなに苛立ってると思うのかてめえは」
「いや、思わないね………リヴァイ、絶対君なにかしたんだろう」
「あ゛?」
「だって…ステラは君に会いたくて仕方ないオーラ出しまくってたからね、…それなのに仕事しすぎで疲労困憊してるし、見兼ねたエルヴィンが私と一緒にこっちに寄越したんだ。……リヴァイ、君ステラが来た時何してたんだい?」
「俺はここで仕事してただけだ……ペトラのやつもいたがな」
「……はぁ……リヴァイ君ねぇ……」
「……?」
ハンジは頭を抱えた。それを見たリヴァイは眉間にこれでもかというほど皺を寄せた。